前回、健康寿命と平均寿命との違いをお話しましたが、健康寿命を伸ばすにはどうすればいいでしょうか。健康で長生きするには病気と老化の予防が第一です。ことに病気で気をつけないといけないのは三大成人病と言われるがん、心臓病、脳卒中です。にんにくはがんに対してはアメリカでのデザイナーフーズ計画で立証されたように、がんの予防に最も効果的な食物と認められています。心臓病や脳卒中の要因である動脈硬化に対しては有効成分のアリシンが①コレステロール値低下作用②血管拡張作用③抗血栓作用④新陳代謝を活性化し自然治癒力を高める、などの数々の作用で期待されています。
一方の老化に対してにんにくは老化にかかわるホルモン分泌を促進する作用があることが知られています。さらににんにくの持つ疲労回復や血圧や血糖値の降下などの作用が老化の防止に役立つようです。にんにくの常食は健康で元気に老後を過ごすためには必要かも知れません。
