にんにくの栄養成分は「四改訂食品標準成分表」によれば、100gあたりのエネルギー量は138カロリーで野菜の中では高い方です。主要成分は水分で60.3g、タンパク質8.4g、脂質0.1 g,糖質28.7g、繊維0.9 gです。同じアリウム族の野菜と比べてもエネルギー、タンパク質、糖質、リン、カリウム、ビタミンB1が豊富に含まれています。
例えば健康野菜として知られるほうれん草と比べても、にんにくのエネルギーはほうれん草(ゆで)のおよそ5倍、糖質は約7倍、ビタミンB1は3倍となっています。このように人が元気に活動するのに必要な糖質と糖質を体内で活動エネルギーに変えるビタミンB1を豊富に含むにんにくが、スタミナ野菜と言われる由縁です。
表は永岡書店「からだによく効くニンニク健康法」より