健康寿命と平均寿命の乖離がマスコミ等でも取り沙汰されます。国が2020年までに健康寿命を1年伸ばすことを目標にしたため、来年はもっとニュースで取り上げられるでしょう。この乖離は女性で12.68年、男性が9.13年も有ります(平成22年厚労省データ)。この期間は、いわゆる要支援・要介護の期間になります。
65歳以上で要支援・要介護になる原因は、1位：脳血管性疾患26.1%、2位：高齢による衰弱17.0%、3位：転倒・骨折12.4%となりますが、ことに要介護度の重い３～５度になると、1位：脳梗塞、2位：血管性及び詳細不明の痴呆、3位：高血圧性疾患となります。そのため要支援、要介護を予防するには適度な運動と食生活(血管が若々しくなるような）を日頃から注意して生活することが一番といえます。( 平成13年国民生活基礎調査より)
全国に「ぴんころ地蔵」さんが祀られています。多くのお年寄りがお参りしているようですが、お年寄りにかぎらず介護経験の有る方なら、自分は「ぴんぴん元気でころっと死にたい」と思いますね。私も母の介護を9年間行いましたが、認知症で周囲のことが分からなくなって行くのは、親族にとってはとても悲しいことでした。
「ぴんころ」を叶えるには、肉食中心、外食中心、お酒やタバコ、甘いものなど、好き勝手な食生活で運動もしないことが一番駄目ですね。食事は和食を中心にして、腹八分目、タバコはやめる、お酒はほどほど(リラックスする程度)、ウオーキングなどの運動を行う生活に変えないと駄目です。
これから、団塊世代が要介護になる可能世代に入りました。健康寿命と平均寿命との差を縮めないと、国の予算は破綻してしまいます。そうさせないためにも、私も含めた団塊世代の責任として生活の見直しをしないといけませんね。若者の未来の為にも。
ぴんころ地蔵尊；佐久市のHPから(佐久市は全国有数の長寿地区です)
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