がん予防先進国のアメリカで1990年代にアメリカ国立癌研究所(ＮＣＩ）が約2000万ドルの予算をかけて、デザイナーフーズ・プロジェクトと言う国家プロジェクトを行いました。これは膨大な疫学データを基に約40種類の食品の抗がん作用を調べたものです。この結果は大きな反響を呼び、この後に世界中の研究者が同様の研究を進めるきっかけとなりました。
このプロジェクトの発表で「にんにく」に最も優れた抗がん作用が認められ、アメリカではにんにく消費量がそれまでと比べ3倍にも増えるという現象を引き起こしました。
ちなみに日本人のにんにく年間消費量は約300~400gと世界平均の約800gに比べて大幅に少ないものです。これは臭いを嫌う日本料理の影響もあると思われます、
そしてアメリカ人は約1.4Kg、韓国人は約7～10Kgも年間に食べるそうです。
デザイナーフーズ・ピラミッド
