アリシンが健康に一番!

アリシン・にんにくの有効成分を紹介するブログ

2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

にんにくの効用の歴史

にんにくの原産地は中央アジアのキルギス地方という説が有力です。中央アジア地方からシルクロードを経て、東西に広まったと言われていますが、紀元前のエジプト、ギリシャなど地中海沿岸地方ですでに栽培されていた記録が残っています。 使われた最初の記録…

四人の泥棒の酢のお話

スティーヴン・フルダー博士著「ニンニクと健康」(晶文社)の中に、面白い話があります。にんにくは1665年にロンドンでペストが大流行した時に医師会が勧めた治療薬の1つであったそうですが、にんにくは疫病を防ぐハーブとして使われていました。これも、に…

にんにくのニオイを消すには?

いくらにんにくが好きでも翌日にデートや大事な商談があるとすれば、食べるのを躊躇しますよね。これまでもお話したようににんにくの臭いは、にんにくを切ったりおろしたりした場合に臭いの素アリシンが発生するからです。そこでニオイがしないように、にん…

ガン予防とにんにく

4月23日のテレビ朝日「たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学」でたまねぎとにんにくが胃がんの予防に効果があると紹介され、結構皆さんの関心を呼んでいます。 昔からにんにく多食者はにんにくを食べない人に比べがんの発生率が低いと言われ…

DATSが「たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学」で紹介されました

4月23日のテレビ朝日「たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学」でたまねぎとにんにくが胃がんの予防に効果があると紹介されました。たまねぎが胃がん予防に効果ありとする研究報告が世界中で発表されている、にんにくにおいては、ある疫学調査…

メチルアリルトリスルフィド(MATS)は長い名前だけじゃない。

アリシンが変化してゆくなかでメチルアリルトリスルフィド(MATS)という物質があり、このメチルアリルトリスルフィドには血小板抑制作用があります。血管に傷がつくとトロンポキサンA2という物質が発生して血小板を凝集させます。ところがメチルアリルトリ…

にんにくのゲルマニウム効果

ゲルマニウムはにんにくに含まれるミネラルの一種ですが、朝鮮人参やクロレラ、アロエなどの健康に良いと言われる食品にも含まれています。ゲルマニウムは体内で酸素と結びつき、血液を通じて肝臓からすい臓、骨髄などへ酸素を効率よく送る働きがあります。…

スコルジ二ンは効果があるのか無いのか?

以前、にんにくのスタミナ増強効果の成分としてスコルジニンを挙げました。スコルジニンは強壮効果、抗酸化作用、抗がん作用を示すと言われ、1936年に日本の小湊潔博士により発見されました。体内に入った栄養素をエネルギーに変換する働きがあり、滋養強壮…

アリシン+◯◯で新たな効果が生まれます(後編)

アリシン+加熱=アホエン アホエンは通常にんにくには含まれていない物質です。にんにくをスライスして食用油やアルコール溶液に浸して、加熱したさいにアリシンが変化して出来るものです。このアホエンには①血小板凝縮抑制作用②殺菌作用③抗腫瘍作用がある…

アリシン+〇〇で新たな効果が生まれます(中編)

アリシン+脂質=脂質アリシン アリシンは脂質と結合すると脂質アリシンという、ビタミンEと同じような働きをします。ビタミンEは抗酸化作用(過酸化脂肪の増加を止め、コレステロールによる血管内の老廃物を除去)によって血液をサラサラにし、さらに血行をよ…

アリシン+〇〇で新たな効果が生まれます(前編)

アリシンの特徴は他の物質と結合し新たな有効性を生み出すことです。一番知られているのは、何度も書きましたがアリシン+ビタミンB1=アリチアミンです。アリシンはビタミンB1(チアミン)と結合するとアリチミンになりビタミンB1と同じような働きをします…

強力な殺菌作用を持つアリシン

にんにくが土の中で成長する過程で、細菌や昆虫にかじられ傷ついた時にアリシンが発生し、細菌や昆虫を撃退しにんにくを守ります。このようにアリシンは強力な殺菌・抗菌作用を持ち、アメリカのカバリット博士たちの実験によれば、アリシンを含むにんにくの…

においの本体はアリシン

生のにんにくには無味無臭のイオウ化合物が含まれています。そしてにんにくを傷つけると、ある物質が刺激の強い新しい化合物に変化することが発見され、この揮発性の物質を「アリシン」と呼びました。アリシンは分解しやすく、空気に触れると二硫化ジアルを…

アリシンの発見はわずか70年前・・

これまでアリシンの効果・効能について書いてきましたが、にんにくが食べられるようになって2000年を超える歴史があります。しかしながら、その中核となる物質の働きが解明されたのはわずか70年前のことです。1944年にアメリカの学者カバリット、ベイリー、…

健康寿命とにんにく(後編)

前回、健康寿命と平均寿命との違いをお話しましたが、健康寿命を伸ばすにはどうすればいいでしょうか。健康で長生きするには病気と老化の予防が第一です。ことに病気で気をつけないといけないのは三大成人病と言われるがん、心臓病、脳卒中です。にんにくは…

健康寿命とにんにく(前篇)

厚労省から2010年に発表された「健康寿命」では男性が70.42年(平均寿命は79.55歳)、女性が73.62年(平均寿命は86.30歳)でした。健康寿命の定義は介護を受けたり寝たきりにならず、不自由なく健康に日常生活を送ることが可能な期間というものです。つまり平均寿…

にんにくの効果 その10冷えや肩こりの防止・改善

にんにくには交感神経(闘争と逃走の神経などとも呼ばれるように、激しい活動を行っている時に活性化する-Wikipediaより)を刺激しノルアドレナリンの分泌を盛んに行い、元気になるという作用があります。交感神経が興奮すると普通は血管が縮小しますが、にん…

にんにくの効果 その9水虫退治

これから梅雨に向かい活動が活発になってくるのが、白癬菌(水虫)です。高温多湿の日本では水虫に悩まされている方は多いようです。基本は塗り薬ですがなかなか治らず、根気よく治療を続けなければいけません。そこで対処療法だけでなく白癬菌を寄せ付けない…

熟成させた無臭のにんにくエキス

1995年に出版された「ニンニクと健康」(筆者※スティーブン・フルダ-、ジョン・ブラックウッド)によれば、無臭のにんにくエキスはもともと日本で作られている製品だが、アリシンや二硫化ジアリルなどにんにくの主な有効成分は含まれていないようだ。日本の生…

にんにくの効果 その8ダイエット効果

ダイエットが上手くいかないのは太る原因が多くあるからです。カロリー過多、運動不足、ストレス、体質など複雑に絡み合って原因をなしていると考えます。しかし近年のファーストフードや肉食中心の食生活が影響していることは否めません。にんにくはアドレ…

にんにくの効果 その7ピロリ菌撃退

ピロリ菌とは本来菌が住むことが出来ない胃酸中で生存する酸に強い菌です。ピロリ菌に感染すると慢性胃炎、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんなどの発生に繋がることが報告されています。日本人の中高年の約7割の方は感染しているといわれますが、にんにくの有効…