いくらにんにくが好きでも翌日にデートや大事な商談があるとすれば、食べるのを躊躇しますよね。これまでもお話したようににんにくの臭いは、にんにくを切ったりおろしたりした場合に臭いの素アリシンが発生するからです。そこでニオイがしないように、にんにくを傷つけずに加熱すると、今度は酵素が働かないためニオイは減少しますが、有効成分のアリシンが体のなかに入っていかないことになります(一部のアリシンは体内でビタミンB6と反応して活性化するようですが)。そのため健康効果を求めるならば、にんにくのおろしたてを生で食するのが一番いいでしょう。
しかし口臭が気になるときは、牛乳やヨーグルト、アイスクリームなどの乳製品を食後に取るのがいいようです。ニオイの成分を脂肪分が溶かすのでニオイを軽減できます。また緑茶や中国茶、市販のうがい薬なども効果があるようです。アメリカ人はコーヒー豆を齧るようです。また、にんにくを大量に食べた翌日などは汗や体からニオイが出るようですが、対策としては入浴して汗を流しコロンなどをつけるぐらいでしょうか。
いまは、アリシンが効果的に取れるサプリメントもあるので、腸で吸収されるタイプのサプリメントなら飲むときは少し気になりますが、飲んだあとの胃からの戻り臭や翌日の体臭などは無いようですから、サプリメントの活用もいいかもしれませんね。