アリシンが健康に一番!

アリシン・にんにくの有効成分を紹介するブログ

ガン予防とにんにく

 4月23日のテレビ朝日「たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学」でたまねぎとにんにくが胃がんの予防に効果があると紹介され、結構皆さんの関心を呼んでいます。

昔からにんにく多食者はにんにくを食べない人に比べがんの発生率が低いと言われていましたが、にんにくがガンの予防に良いという研究の1つが、デザイナーフーズ計画 (designer foods project)です。これは1990年代、アメリカ国立癌研究所(NCI) によって2000万ドルの予算でがんを予防するために、フィトケミカル(通常の身体機能維持には必要とされないが、健康によい影響を与えるかもしれない植物由来の化合物)を特定して加工食品に加える目的で開始された計画である。 デザイナーフーズ計画では、がん予防に有効性のあると考えられる野菜類が40種類ほど公開された(ウイキペディアより)。

この中でダントツ1位の評価を得たのがにんにくです。ことに、にんにくに含まれる有機硫黄化合物(アリシンなど)ががんの予防に役立っと言われ、ことに硫黄化合物の中でもS-メチルシスティン(SMC)と言う物質が注目されています。肝臓がんや大腸がんでのラット実験でSMCを投与したラットの方が前がん病変の数が半分以下になる結果が得られたそうです。また、にんにく博士有賀豊彦先生によると抗がん作用成分は、これまでの報告を総合すると、アリシン、ジアリルジスルフィドなどの脂溶性成分のほか、S-アリルシスティン(SAC)、S-アリルメルカプトシスティンなどの水溶性成分も乳がん、神経芽細胞腫、結腸がん組織由来のがん細胞の増殖を抑制することが解っていると述べておられます。

にんにくにの有機硫黄化合物にはがん予防効果や他の成人病予防効果がこれからもまだまだ研究され、新しい発見がなされることでしょう。

※参考図書:最先端!にんにく健康法 有賀豊彦著 リヨンブックス