以前、にんにくのスタミナ増強効果の成分としてスコルジニンを挙げました。スコルジニンは強壮効果、抗酸化作用、抗がん作用を示すと言われ、1936年に日本の小湊潔博士により発見されました。体内に入った栄養素をエネルギーに変換する働きがあり、滋養強壮、疲労回復、新陳代謝などに有効と言われています。日本の学説では定説となっていますが、欧米や一部研究者によるとこれに疑問を呈する人もいます。ニンニクと健康(晶文社刊)の著者スティーブン・フルダ－博士は「日本ではニンニクの鱗茎の重量のわずか0・03%程度しか含まれていないスコルジンが有効だという考えがあるが、日本人がニンニクを特効薬としてでなく健康増進剤として見ているからだろう。概して日本人はアリシンや二硫化ジアリルの強力な効果について関心が薄く、栄養価の高そうな無臭の成分を探求してきた・・」と述べています。・・・とにかく、にんにくを食べればスタミナ増強となるのは間違いないようです。
