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アリシン・にんにくの有効成分を紹介するブログ

四人の泥棒の酢のお話

スティーヴン・フルダー博士著「ニンニクと健康」(晶文社)の中に、面白い話があります。にんにくは1665年にロンドンでペストが大流行した時に医師会が勧めた治療薬の1つであったそうですが、にんにくは疫病を防ぐハーブとして使われていました。これも、にんにくが疫病を防いだ話の1つですが1721年にマルセイユで四人の泥棒が監獄から釈放され、当時猛威をふるうペストの犠牲者の死体を埋葬する仕事を命じられたそうです。彼らの命も長くはないと思われたが、意外にも四人はずっと元気だった。それは四人がにんにくの汁を混ぜた酢を毎日飲んでいたからだそうです。以来、マルセイユでは「四人の泥棒の酢」が疫病除けとしてもてはやされたそうです。

フルダー博士はこの本で、レシピも記しています。それによると、ショウブの根、シナモン、ナツメグ、ラベンダー、ミント、ローズマリーヘンルーダ、セージ、ヨモギ各7グラム。みじん切りのにんにく二個分。リンゴ酢を1リットル加え、覆いをして暖かいところに5日間置く、濾してショウノウの粉7グラムを加えてから瓶づめをする。殺菌性が高く、非常に香りが良いとされるそうです。たしかに、いまでも色々な薬効が認められるハーブ類がいっぱい入っていますね。でも、最後のショウノウではどんな味になるのでしょうか。

このレシピを試してお腹を壊しても責任は負いませんからね。

 

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