にんにくは万病に効くと言われますが・・
にんにくは昔より滋養強壮、冷え症、肩こり、神経痛、痔疾、便秘、かぜ、ぎょう虫や回虫の駆除、脚気、おできの吸出しなどに用いられてきました。
それは、にんにくの持つパワーの根源がアリシンを主体とするイオウ化合物であるためです。このイオウ化合物が強い抗酸化作用や免疫力を高める役目をします。
アリシンはねぎやにんにくに含まれる特有の臭い成分で、この刺激によってアドレナリンの分泌を促し、脂肪酸分解酵素リパーゼが活性化されて脂肪燃焼を行います。糖質代謝に必要なビタミンB1の吸収作用の維持力を高め、血液の循環を良くし糖質代謝も促進します。
アリシンには血液循環促進、消化液分泌促進、風邪、抗炎症作用、抗酸化作用、ストレス、老化(アンチエイジング)、疲労回復、コレステロール抑制、発汗、利尿、緩下、殺菌、鎮咳(ちんがい)、去痰、駆虫などの作用があります。特にO-157を死滅させるくらいの高い殺菌作用もあります。
老化は活性酸素が細胞やたんぱく質、脂質などを酸化させることで引き起こします。それを防ぐには抗酸化作用を活性化させることが大事です。アリシンには強い抗酸化作用があり、またにんにくに含まれるセレンが抗酸化酵素の生成に必須のミネラルであることから、にんにくはアンチエイジングには最適な食材といえます。