黒にんにくが一般的になってきたのはここ15年位ではないでしょうか?
黒にんにくも様々な場所で売られています。中にはあまり美味しくないな~と言ったものもあります。
黒にんにくはもともとは三重県尾鷲の研究家が苦労して開発されたものだそうです。生にんにくがニオイや刺激が強く食べにくいため、美味しくなる方法を色々と試したそうです。
何年かの試行錯誤の末、熟成室に入れたにんにくが黒く変わり、甘酸っぱい、おいしい味の熟成にんにくが誕生しました。しかも栄養素が生よりはるかに向上したことで、食べた方から疲労回復や美肌の効果が伝えられ全国的に普及したそうです。
しかし、この室(熟成室)にいれて約1か月温度と湿度を毎日手作業で管理することは大変で、やがて炊飯器で熟成する方法が考えられました。輸入品はほとんどこのタイプです。最近では家庭用のにんにく熟成炊飯器も売られています。
黒にんにくの製造過程でアリシンは失活するのですが、代わりにS-アリルシスティンと言う成分が、生にんにく時より4~5倍増え、免疫力強化、抗がん作用、抗酸化作用に働きます。そしてポリフェノールも生にんにく時より数倍に増加しS-アリルシスティンの作用を更に強化します。
私も時々黒にんにくを食べますが、三重県尾鷲の本家の黒にんにくは、とにかくおいしいです。皆さんも機会があれば食べて見られることをお勧めします。
※1日1片のにんにくを食べましょう!