にんにくの有効成分アリシンは、にんにく中に含まれる硫黄化合物のアリインと酵素アリイナ-ゼが、にんにくにを切ったり、摩りおろしたりした時に結合して発生する物質です。
特徴はあの臭いニオイです。にんにくはこのニオイと強い殺菌力で病原菌や虫などから身を守っています。
このアリシンがにんにくの有効成分です。下の表はイオウ化合物の一覧ですがアリシンが多く含まれていることがわかりますね。
にんにくは古代から人類に役立っていた食物ですが、その中核となる物質がアリシンであると解明されたのはわずか70年前のことです。1944年にアメリカの学者カバリット、ベイリー、バックの三人はにんにくの臭いの素である「アリシン」を発見しその働きを解明をしました。その後スイスの科学者ストール博士とゼイペック博士によりにんにくの成分は完全に解明されたそうです。
そして日本では1976年に京都大学の藤原元典博士等によりアリチアミンが発見されましたアリチアミンはアリシンとビタミンB1が結合した物質のことです。ビタミンB1は体の中で炭水化物からエネルギーを発生させる過程に欠かせない栄養素ですが、吸収されにくく沢山摂っても尿から排出されてしまいます。
ところがアリチアミン(別名:活性持続性ビタミン)に変わると際限なくビタミンB1を
体に取り入れることができます。
紀元前から人類に活用されたにんにくの科学が判明したのはごく最近なのですね。
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