【アリシン】今年の冬はカルシウム不足に要注意!
今回はにんにくでなくカルシウムの話です。よく年齢を経ると「骨粗しょう症」などの病気が話題になります。丈夫な骨と歯は長生きの基本と言えます。
その骨や歯を形作っているのがカルシウムです。カルシウムは体の中に1~2%含まれており、そのほとんどはリン酸と結合したリン酸カルシウム(ハイドロキシアパタイト※)の形で骨や歯に存在しています。※薬用歯磨きにも含まれていますね。
カルシウムは主に小腸から吸収されますが、吸収率は成人で20~30%と言われます。そして骨は約3か月のサイクルで形成と溶出を繰り返しています。そのためカルシウム不足になると骨や歯の形成より溶出の量が多くなり、骨や歯が弱くなるだけでなく「骨粗しょう症」などの病気に至ることがあります。
また、カルシウムは認知症の予防や精神の安定にも効果が認められています。
冬は日照時間が減少するために、カルシウムの吸収に必要なビタミンDが足りなくなるので、カルシウムが豊富な魚介類、藻類、乳製品、豆類などを積極的に摂ることが大事です。ことに妊娠中のお母さんはしっかりとカルシウムを摂り、生まれてくる子供に丈夫な骨と歯をプレゼントしましょう。