にんにくは殺菌力に優れていますが‥その匂いはとても気になりますね。しかし、肉料理とは古代から良いパートナーです。現代のように冷凍技術が無い時代は腐敗しやすい肉料理には必ずにんにくを使いました。その独特の匂いも肉や魚の匂い消しとして利用しています。
日本では奈良時代に肉食が、鎌倉時代に禅宗が広がるにつれにんにくやニラなどの匂いの強く精力がつく野菜が禁止されました。そのため明治に入り肉食が一般化するまで、にんにくは薬として使われても食事には利用されませんでした。
中国料理、西洋料理、韓国料理などにんにくを上手く肉料理と合わせ、にんにくの独特の香りづけのため旨さも倍増です。地中海料理ではオリーブオイルでにんにくを炒め、香りをつけたオイルを使います。
現代では科学的ににんにくの効能が分析されました。にんにくの有効成分アリシンは体内でビタミンB1と合体し、吸収しやすいアリチアミンと言う脂溶性のビタミンB1形に変化し元気の源になります。
古代の人も肉とにんにくを一緒に食べる効能をそれとなく実感していたのでしょうね。
※1日1片のにんにくを食べましょう!